エレベーターの押しボタン

一見、普通のエレベーター。ボタンを下から上に順番に見てください。G、1、2、3、3A、5・・・そう、4がありません。


4階のことを「3A」と表記しているのは、「四」と「死」の発音がどちらも【セイ】であるためなのです。


日本語でもこの二つは発音が同じなので、電話番号やナンバープレートなどで4は避ける傾向にありますが、香港では階数表記まで真面目にこだわります。


ちなみに、Gとはグランドフロアのこと。イギリス植民地だった香港では、日本でいう一階はG、二階から1、と数え始めます。


イギリス式と中華式。二つの文化がエレベーター内でも巧く共存しているところが面白いですね。