西餅

「西餅」とは西洋のケーキ、つまりベーカリーを指します。
写真は、香港中いたるところにチェーン展開している大手のパン屋さんです。

全体的に生地は甘め。食感・風味ともに、私達が日本で慣れているパンとは微妙に違います。

私のおススメは「菠蘿包」。菠蘿はパイナップルの意味です。といっても、パイナップル成分は入っておらず、日本のメロンパンのように、表面にクッキー生地をかけて焼いてあります。その様子がパイナップルの表面のように見えるという外見から名づけられました。メロンパンより、表面のクッキー生地はもっとサクサクとしています。

日本のメロンパンにもバリエーションがありますが、概して甘い菓子パン系ですよね。それに対して、こちらは甘い系からおかず系までカバーが広く、ココナッツが入ったものや、餡子入り、焼豚入りなどがあります。また、温めた菠蘿包の真ん中に切り込みを入れて、厚切りバターを一切れ挟んだ「菠蘿油」は、香港人の定番おやつです。