お年玉

香港でよく交わされるお正月の挨拶は「新年快楽」「身体健康」そして「恭喜發財(=儲かりますように)」。そしてなんといっても、香港の旧正月の習慣で欠かせないのが「利是(=お年玉)」です。

 

お正月が近づいてくる頃から、銀行やデパートなどで買い物をすると、お年玉袋のパックを粗品としてもらうことが多くなります。写真のように、それぞれお店のロゴが印刷してあります。お年玉袋の色は、中華圏らしく赤か金が多いです。

 

香港のお年玉は、親戚間で大人から子供へ渡すのはもちろんですが、それだけにとどまりません。友人や同僚同士であっても、既婚者から独身者へ渡すほか、会社では上司から部下へ、マンションの居住者が管理人へ、など渡す範囲が広いのです。

 

当然、この時期の香港では大量のお年玉が行き交うことに。ただし、中身は小額の紙幣(HK$10 ~HK$20、日本円で150円~300円程度)がほとんどです。

写真は香港人の既婚者同僚達からいただいたお年玉。幸福のおすそ分けという意味も込められていますから、差し出されたら遠慮なく受け取るのがマナー。

香港にお勤めの方は、正月明けの最初の出勤日には、かならずお年玉袋を大量に用意して、気前よく配ってくださいね。